Blackmagic Design、Apple Vision Pro向けURSA Cine Immersiveカメラを発表

Blackmagic Designは、Apple Vision Pro用のApple Immersive Videoを撮影するために開発された初の商業用カメラシステム「Blackmagic URSA Cine Immersiveカメラ」を発表しました。この革新的なデバイスの予約受付が開始されており、2025年初頭から出荷が予定されています。

同社はまた、来年初頭にDaVinci Resolveポストプロダクションソフトウェアのアップデートを行う計画を発表しました。このアップデートにより、URSA Cine Immersiveカメラで撮影されたApple Immersive Videoコンテンツの編集が可能になります。このエンドツーエンドのワークフローは、Appleの高度なストーリーテリングフォーマットに完全対応しており、8Kステレオスコピック3D映像、180°の視野角、空間音響を含んでいます。

カメラシステムはApple Immersive Video専用に設計された固定式カスタムレンズを搭載し、片目あたり8,160 x 7,200ピクセルの解像度を提供する先進的なセンサーを採用しています。このセンサーはピクセルレベルの同期と16ストップのダイナミックレンジを実現し、シネマトグラファーが90fpsのステレオスコピック3Dイマーシブシネマコンテンツを1つのファイルにシームレスに収録できるように設計されています。

Blackmagic DesignのCEOであるGrant Petty氏は次のように述べています。「新しいBlackmagic URSA Cine Immersiveカメラの予約受付を開始し、DaVinci Resolveを使ったApple Immersive Video向けの真のエンドツーエンドワークフローをプレビューできることを大変嬉しく思います。この画期的な制作ワークフローを通じて、映画制作者や制作会社と密接に連携し、2025年後半にさらなる普及を目指します。」

Blackmagic URSA Cine Immersiveカメラは、アクション、ドラマ、コンサート、スポーツなどのジャンルで、ダイナミックでイマーシブなコンテンツを撮影するためのゲームチェンジャーとなることが期待されています。最先端技術を活用することで、このカメラはこれまでにないレベルのストーリーテリング体験を提供することを目指しています。