Eufy、4K対応の新型HomeKit対応カメラ「Indoor Cam E30」を発表

EufyがHomeKit対応の第2弾カメラ、4K解像度と高度な追跡機能を備えたIndoor Cam E30を公開

Anker傘下のEufyがAppleのHomeKitエコシステムに再び注力し、ここ数ヶ月で2つ目のHomeKit対応セキュリティカメラを発表しました。新登場の「Eufy Indoor Cam E30」は、$69.99で購入可能です。Amazon Alexa、Google Home、Apple HomeKitとシームレスに連携し、Prime会員向けには$59.99の割引価格が提供されています。

Indoor Cam E30は、昨年9月に発売された「S3 Pro Outdoor Cam」に続く製品であり、EufyのHomeKit対応強化への姿勢を示しています。機能面では、2020年にリリースされた「Indoor Cam 2K Pan and Tilt」の後継モデルと位置づけられますが、今回は大幅なアップグレードが施され、4K映像解像度に対応しました。なお、HomeKit経由の利用では最大1080pの映像品質に制限される点には注意が必要です。

Indoor Cam E30の注目機能の一つは、内蔵のスポットライトです。これにより夜間の視認性が大幅に向上し、カラー夜間映像の提供が可能です。周囲の光が十分でない場合には、自動で赤外線ナイトビジョンに切り替わります。また、AIプロセッサを搭載しており、人とペットを識別し、より正確な通知が可能です。加えて、赤ちゃんの泣き声など重要な音声も検知するため、ホームセキュリティだけでなく屋内モニタリングとしても活用できます。

さらに、モーター駆動のレンズが搭載されているため、静止型の監視にとどまらず、検知した動きを追跡し、移動する人やペットをフォローします。双方向オーディオ機能を通じて、カメラを介してリアルタイムでの会話も可能です。

Eufyは引き続き、ビデオストレージにおけるユーザーの選択肢を尊重しており、E30ではSDカードを用いたローカルストレージをサポートします。これにより、有料サブスクリプションの必要はありません。さらに高度なストレージを求める場合、「HomeBase S380」に接続することで最大16TBの保存容量と「BionicMind AI」の顔認識機能も利用可能です。

クラウドストレージを希望するユーザー向けには、Eufyが月額$2.99(年額$29.99)で30日間の映像履歴を1台のカメラに提供するプランを用意しています。また、「Eufy Plusプラン」(月額$9.99、年額$99.99)では、最大10台のカメラまでカバー可能です。

Indoor Cam E30は、4K映像解像度、AIによる高度な追跡機能、柔軟なストレージオプションを組み合わせたことで、スマートホームセキュリティにおける魅力的な選択肢となっています。今後、実機テストを通じた詳細なレビューが期待されます。

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