Apple iOS 18.3 Beta、Homeアプリにロボット掃除機のサポートを導入
iOS 18.3ベータ1、待望のHomeアプリによるロボット掃除機の高度なコントロールと自動化機能を提供
Appleは、iOS 18.2の一般公開からわずか5日後に、開発者向けのiOS 18.3ベータ1を正式にリリースしました。この新しいベータでは、Homeアプリにおいて新たなスマートホームデバイスカテゴリ「ロボット掃除機」のサポートがついに追加されました。
この機能は、6月に開催されたAppleの**Worldwide Developers Conference(WWDC)**で初めて発表され、ロボット掃除機のHomeKitエコシステムへの統合が約束されていました。当初、9月のiOS 18リリースに向けて導入される予定でしたが、延期が重なり、iOS 18.2でも搭載は見送られました。しかし今月初め、Appleの公式サイトにおいて、この機能の提供予定が「今年後半」から曖昧な「今後のアップデートで」にひっそりと更新されていました。
そして今回、iOS 18.3ベータ1では、新たなコードによりHomeアプリでのロボット掃除機サポートが確認されています。Appleによると、この統合により電源コントロール、清掃モードの切り替え、掃除、モップ掛け、充電状況のモニタリングといった基本機能が利用可能になります。さらに、ユーザーはロボット掃除機をオートメーションやシーンに組み込むことができ、より高度な清掃ルーチンを設定可能です。また、Siriを使用して音声コマンドでスポット清掃などのタスクを実行することもできます。
現在のところ、iOS 18.3は初期ベータ段階にあり、この機能が最終リリース前に変更または削除される可能性も否定できません。しかし、初期ベータでの登場は順調に進んでいることを示しており、これまでの遅延からついに実現に近づいた形です。AppleはiOS 18.3を来年初めに正式リリースすると予想されており、その際、HomeKitに対応するロボット掃除機製品について、デバイスメーカーからのさらなる発表も期待されています。
Homeアプリにロボット掃除機サポートが加わることで、Appleエコシステムを活用しているスマートホーム愛好者にとって、大きなアップグレードとなります。この機能の展開により、ユーザーは清掃管理においてさらなるコントロール、自動化、そして利便性を手にすることができるでしょう。