iPhone 16 Proユーザーが過熱やフリーズ問題を報告

初期のiPhone 16 Proユーザーから、画面が反応しない問題や過熱、カメラアプリのクラッシュといった技術的な問題が報告されています。初期設定の際に多少の問題が発生することは予想されていたものの、その頻度や深刻さがユーザーに不安をもたらしています。

最もよく報告されている問題の一つは、複数のアプリ（カメラやMailを含む）で発生するランダムなフリーズです。多くのユーザーは、強制的に端末を再起動するしか対処法がないと報告していますが、これでも問題が完全には解決しないことが多いようです。iOS 18のベータ版から安定版に切り替えた後でも、このような問題は引き続き発生しています。

RedditやApple Discussionsなどのコミュニティフォーラムを調査すると、この問題は広範に発生していることがわかります。多くのiPhone 16 Proユーザーは、充電中や通常使用中に端末が突然再起動することを報告しています。これらの再起動は事前の警告なしに発生し、一部のユーザーでは1日に数回起こることが深刻なストレスとなっています。

また、端末全体のインターフェースでラグが発生し、アニメーションがバグるなどのパフォーマンス低下が報告されています。ハードウェアの再起動オプション（電源ボタン+音量ボタン）も、正常に再起動しないケースが見受けられます。

特にカメラアプリに対する不満が多く寄せられています。ズームやフォーカスを探す際にアプリがフリーズするという報告が複数あり、さらに簡単な写真撮影でもアプリがクラッシュすることがあるといいます。特に4Kビデオやウルトラワイドレンズなどの高度な機能を使用している際に、この問題が顕著になるようです。Live Photosの編集や、MessagesやPhotosといった他のアプリでカメラ機能を使う際にもクラッシュが発生することが報告されています。

一部のユーザーはAppleサポートを通じて診断テストを受けましたが、決定的な解決策は見つかっていません。この問題はカメラアプリに留まらず、設定やカレンダーといったネイティブアプリでも画面が真っ暗になるか突然クラッシュするケースが報告されています。Amazonなどのサードパーティアプリでも同様の問題が発生しています。

さらに、内蔵キーボードの反応が鈍く、タッチ入力が認識されない問題も発生しています。この問題は、メモを取ったり文書を作成したりする際に端末を使用しているユーザーの生産性に支障をきたしています。

Appleはこれらの問題に対してまだ公式な対応やパッチのリリースを行っていません。