Appleが発売を予定している手頃な価格のスマートフォン「iPhone SE 4」は、12月に量産が開始される見込みです。そして、2025年3月にリリースされると予測されており、前モデルと比べて大幅なアップグレードが期待されています。
iPhone SE 4は6.06インチのOLEDディスプレイを搭載し、Face IDおよびフロントカメラ用のノッチが設けられています。これはiPhone 16などの他のモデルと異なる点ですが、リフレッシュレートは60Hzに制限されています。また、AppleのA18チップが搭載され、iPhone 16のベースモデルと同じプロセッサが採用されます。RAMは8GB、ストレージは128GBから開始され、前モデルの4GBに比べて倍増しています。
特筆すべき変更点として、Apple初の自社製モデム「Centauri」が搭載される予定で、これはTSMCによって製造され、デバイスの接続性能が向上すると予測されています。iPhone SE 4はシングルカメラシステムを引き続き採用しますが、センサーが12MPから48MPに強化されるため、撮影性能が大幅に向上します。フロントカメラも12MPセンサーを備え、より鮮明な自撮りやFaceTime通話が可能です。
バッテリー寿命も強化され、従来モデルの2,018mAhから3,279mAhに増加し、大画面ディスプレイの需要に応えます。また、20Wの有線充電に加え、SEシリーズでは初めてMagSafeアクセサリーに対応する予定です。
強化されたスペックに伴い、iPhone SE 4の販売価格は現行の429ドルから引き上げられ、499ドルから549ドルの範囲になると予測されています。この価格改定は大幅な機能向上を反映したものですが、増額が大きすぎる場合にはAppleの低価格スマートフォン市場での地位に影響を与える可能性があります。